少しずつで良いから貯めておこう
- 2022.02.10
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小学中学年の娘が学校から帰って来ると、 娘、「パパ、うちも外壁塗装をしよう」 娘の口から、外壁塗装の言葉が出たのは驚きだった。 私、「どうして?」 娘、「Aちゃんのおうちが外壁塗装をしているから」 Aちゃんは娘の幼馴染みで、私の家とAちゃんの家は家族ぐるみの付き合いをしている。 私、「うちはまだ良いよ」 娘、「どうして?」 私、「うちはまだ、建てて10年しか経ってないから」 私の家は娘が生まれた時に建て、Aちゃんの家はAちゃんのお兄さんが生まれた時に建てたもので築15年。 娘とのやり取りを聞いていた妻が、「今から外壁塗装代を貯めておかないといけないわね」。 娘が高学年になると、学習塾に通うなどして子育てにお金が掛かるようになるため、妻が言うように外壁塗装代を貯めておかなければならない。 2年後、娘が小学校を卒業した。 卒業記念に写真を撮った、それから2週間後、娘が中学生になり、入学記念に写真を撮った。 妻、「外壁塗装をして良かったね」 私、「そうだな」 娘の写真は、外壁塗装でキレイになった家の前で撮った。 その時に撮った写真は、リビングの目立つところに飾ってある。 写真には日付が入っているため、いつ外壁塗装をしたかがスグ分かる。 今度の外壁塗装は10年後だから、娘が大学を出て社会人になった時だろう。 それまでには、高校や大学の学費など色々とお金が掛かるため、10年後に外壁塗装を行える自信は無い。 中学生になった娘は、母親を真似てメイクをするようになった。 娘が大人に近づくのは嬉しい反面、父親としては複雑な気分。 メイクなんてしなくて、スッピンで良い。 外壁もスッピンではマズイかな?
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