妻と家の外壁に見られる経年劣化

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悪いウィルスが流行してからは、家に居ることが多くなった。 妻、「私の顔に、何か付いているの?」 50歳目前の妻の顔には、シミやシワが沢山付いているが、 私、「何も付いてないよ」 妻、「だったら見ないで、気になるじゃない」 家に居ることが多いと気付いたのは、家の外壁がメッチャ汚れていること。 サラリーマンの私は、平日は朝早くに家を出て夜遅くに帰る、仕事が休みの日は1日中、家でゴロゴロしているため、メッチャ汚れている外壁に気付かなかった。 私、「外壁って、いつから汚れているの?」 妻、「ずいぶん前からよ」 私、「キレイにしないの?」 妻、「どうやって?」 そう言われると、外壁はどうやってキレイにするのだろう? 車の汚れなら水洗いやカーシャンプーでキレイになるが、家の外壁を水洗いしている人を今まで一度も見たことがない。 汚れている外壁を触ると、指にチョークの粉のような白いモノが付いた。 外壁にシャワーの水を掛けると、白い粉は取れたのだが、指に付いた白い粉は水では中々落ちない。 水を掛けて取れた白い粉で地面が汚れてしまったため、地面もシャワーの水で洗い流した。 側溝に流れた白い粉は下水管を通り川へ、最後は海に流れるのだろう。 白い粉で海を汚してしまって良いのだろうか? 白い粉をエサだと思って食べた魚はどうなるのだろうか? 妻、「白い粉を食べると白身の魚になるのよ(笑)」 私、「赤身の魚は?」 妻、「鉄から出る赤錆を食べたのよ(笑)」 妻が笑いながら言う時は、ウソ。 環境に悪影響を及ぼすわけにはいかないため、外壁の汚れを業者さんに見てもらうと、指に付いた白い粉は、塗装が劣化したことによるチョーキング現象と分かった。 家の外壁は、業者さんがキレイに塗装をしてくれた。 外壁がキレイになると、妻はエステサロンに通うようになった。 外壁は1ヶ月ほどでキレイになったが、エステサロンに通うようになり1年が経つ妻に、特に変化はない。