まずは赤錆を落とす

NO IMAGE

塗装作業の工程で、サビ落とし処理をする・しないでは、仕上がりにかなりの差が出ます。もちろん、ただ顔料に飽きたから、別のカラー塗装をするなら必要もないでしょう。その場合は、サビがなく、表面を清浄する程度でも十分だと思います。実際に私の場合も、化粧台のカラーに飽きてしまい、ブロンズから異なる色へと塗装を考えています。インテリア関連の塗装をしたいのなら、対象物の部位や形状によって『手作業』で作業をせざるを得ないので、塗装はなるべくならベランダ(バルコニー)や庭先などで行うのがおすすめです。ですが、形状が複雑なら、どうしてもサビ落としを行うのが困難な場合も多いのが現実です。細かな部分に電動工具などは入らないでしょうし、手作業はしんどいものがあります。私の場合ですが、塗膜が活膜であれば、変色やクラーク、付着物が多い状態になってからだとか、部分的にサビが見られて、サビ落としができるくらいの時期に塗替えることが多いです。とりあえず、経過を見てから判断することにしています。もちろん、塗膜のほとんどが活膜の状態で、部分的にサビが見られる状態なら、ワイヤブラシだったり、私の場合は『やすり』などの手工具を使って、ミルスケールを落とします。やすりの形状も、細いタイプがあるので、それを使います。もちろん、鋼材の素地を完璧に露出させることは手工具ならできなくって、赤みを帯びたレベル程度ですが、しないよりマシです。