柱にも塗装をしてみる

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木造住宅の祖父母宅の、柱などのリフォーム塗装をしました。古い住まいなので、わざわざ業者に依頼をするまでもない、そうしたことを祖父母も伝えてきたので、DIYで作業してみることになりました。もちろん、事前に塗装工事についてはホームセンターに相談したり、インターネットでも調べました。祖父母宅では、強度、耐久性、見栄えのよい柱があり、スギやヒノキが使われていました。耐久性が要求される土台となる柱には防腐剤を注入したヒノキが使われていました。なので、経年変化や劣化も意外なほど肉眼では見られていませんでした。もしかしたら、柱の内部はシロアリ被害でスカスカになっていたかもしれません。しかし、柱は頑丈ですし、叩いても空の音はしていませんでしたから、作業は続行することになりました。祖父母が暮らす間だけの住まいだったことや、建物診断も不要だと言われたのも理由でした。梁には、大きい荷重がかかるので、強度のあるアカマツが使われていました。こうした木材の塗装は、完全に木肌を隠して塗りつぶしてしまうほうがいいのか、それとも、木目を生かして自然の美しさを見せるほうがいいのか、考えものでした。ですが、立派な梁や柱だったので、オープンポア仕上げや、セミオープンポア仕上げにしました。この場合、オイルステインによる着色にするか迷いましたが、木目を活かすため、透明仕上げ用のフタル酸樹脂ワニスと、アクリル樹脂ワニスの刷毛塗りを行いました。